伊香保温泉「ひびき野」にお泊りしました。
赤城山の紅葉が終わり始めて、お隣の伊香保温泉は紅葉の見頃を迎えています。最近の伊香保温泉や草津温泉はビックリするくらいにお洒落なお店が増えて、若い観光客さんが増えているそうです。若者人気+紅葉で今週末の伊香保は混雑するかと思います。
そんな混雑が予想されますが、今回は伊香保温泉は「ひびき野」にお泊まりして、温泉とお料理とお酒を心行くまで楽しんできました。
お部屋は10畳に2畳の広縁が付いていました。宿泊費の高いのホテルですが、畳がギシギシしていました。綺麗な畳なので、嵌め込みが上手くできてないみたいです。
テレビ、電気ポット、金庫と普通な感じでした。タオルなどが籠に入っていて、その籠ごと露天風呂に行けるのは良かったです。流石、ちょっとお高めのお宿です。
ウェルカム和菓子は「くるみゆべし」
広縁には小さめの冷蔵庫がありました。中は空でグラスが冷えており、サービスが行き届いている感じです。
お風呂はは普通ですが、リンスインシャンプーなのはちょっと残念。格式の高いホテルは部屋のシャンプーとリンスも別々です。只、大浴場のシャンプーとリンスは別々でした。
トイレはウォシュレット付きで、替えのペーパーは布袋に入っており、お上品でした。
洗面所はどの部屋も2ヶ所あるそうです。これは結構便利でした。女性は特に朝は洗面台を独占したいものですし。
夕食は部屋で食べたかったけど、4組1部屋のお食事処でした。
前菜は群馬県の最高級ニジマス「ギンヒカリ」とマグロのマリネサラダでした。これが、かなり薄味でビックリしました。素材の味を楽しむと言うか、オリーブオイルの味しかしなかったです。不味くは無いけど・・・。
群馬県の最高級ニジマス「ギンヒカリ」は薄味でも美味しかったです。ただ、サラダは葉っぱをモシャモシャ食べている牛の気分でした。味がメッチャ薄かったので。
小鉢は「じゅんさいの煮こごり」、「枝豆」、「さつまいもの煮付け」、「しめ鯖」、「何かの魚の煮物」でした。一つ一つを小鉢で出せば豪華に見えたのですが、一枚皿で出されたので、見た目はボリューム不足でした。ちなみに、相方の「じゅんさいの煮こごり」には「じゅんさい」が全く入っていないくて、すごくガッカリしていました(´・ω・`)
鍋物が付いてきましたが「すき焼き」と「しゃぶしゃぶ」が仕切り鍋での提供でした。お肉は確か「すき焼き」が赤城牛で、「しゃぶしゃぶ」が上州豚でした。
鍋汁がかなり少なく、他の席の方の鍋は干やがり、煙が出ていて、笑ってしまいました。すき焼きを食べている間に「しゃぶしゃぶ」側の鍋汁が干上がってしまったようです。
私の席では騒ぎを聞いて、鍋を半分ずらして煙が出ないようにしました。
「しゃぶしゃぶ」の上州豚は相方は美味しいと言って食べていましたが、私のは何故か生臭くて、すごく不味かったです。火の通りが、足りなかったのかもしれません。
しかし、席に座った際にはすでにサランラップをかけて置かれており、もしかして常温でかなり放置されていたのでは無いかと、勘ぐってしまうくらいに生臭かったです。そしてこの時は真夏だったので余計に気持ち悪さが倍増してしまいました。
あと普通の旅館だとサランラップは使わないと思うので、すごく安っぽかったです。なんだか、自宅でご飯を取り置きしておいてもらったような感じ。
サバの煮付けが後から出てきました。味は普通でした。
ご飯は普通のご飯を選ぶことができないようで、コーンご飯でした。不味くは無かったのですが、すき焼きとしゃぶしゃぶは普通の白いご飯で食べたかったです。なんだかお子様ライスを食べている気分でした。
夕食はかなり不満。
夕食は総じて残念・不満でした。配食係の人は忙しそうな割には厨房で井戸端会議をしていて、必要な時に居ませんでした。また、すべての料理を出してからはしばらく部屋に来ず、おかわりのお茶がほしい時に居ないなど、かなり不満でした。ファミレスのように呼び出し用のチャイムを置いてほしいぐらいです。何よりも料理の味が私の口には合いませんでした。ネットの評価だと食事が美味しいという口コミが多かったので期待しすぎていたのかもしれません。
朝食はとても美味しかったです。
夕食はガッカリでしたが、朝食はとても美味しかったです。特に真ん中の茶碗蒸しに鮭の焼き物が絶品でした。
朝食はご飯も普通の白いご飯でした。夕食のようにコーンご飯を出されていたら、発狂していたかもしれません(´・ω・`)
露天風呂
3人くらいがゆったり入れる、小さいサイズの露天風呂でした。黄金の湯ですが、源泉から遠いためか、湯量をあまりもらえないようで、チョロチョロと少しだけのかけ流しでした。以前に泊まった「森秋旅館」は物凄い量の温泉がかけ流しされていたので、ちょっと残念でした。それでも、伊香保のお湯はとても良い泉質で、湯上がりは体がポカポカして、さすが温泉と満足しました。
内湯は「白銀の湯」でした。正直、白銀の湯は無色透明の普通の温泉なので、伊香保温泉では微妙かも。近所にあれば喜べるんですけどね。
サウナがありました。翌朝に利用しようとしたら、夜だけしか使えないようです。
冷たすぎない水風呂がありました。銭湯とかにある水風呂はいつも冷たすぎると思います。ここの水風呂はちょうど良い温度でした。普通の人には少し物足りないかも。
脱衣場は広く、清潔に保たれていました、お部屋には無い、カミソリや綿棒がありました。女性用のお風呂にはカミソリが無いそうです。女性も以外に旅先でもカミソリを使ったりするんですが、その辺の心遣いがちょっとほしいかも知れません。
脱衣所の内にも外にも無料で水分補給が出来るようになっていました。脱衣所の水は伊香保の天然水のようで、塩素の味もしなくて美味でした。
夕食後、部屋に帰るとテーブルの上に冷たい伊香保の天然水が
館内の眺め
日本庭園がこの旅館の売りとのことでした。デラックスかスイートで予約すると個室でお庭を見ながら、食事ができるようです。普通のプランだと窓のない部屋で、他の部屋のお客さんと合同で食べることになります。
自動販売機とか
近くにファミリーマートが有りますが、激坂の上なので車を使わないと到底、買い出しはできません。ちょっとだけ飲み足りない時にアルコールの自販機は重宝するんですよね。お値段は普通の価格でした、
女将の自家製の果実酒
旅館の中を探検していると女将の手作りの果実酒が並べられていました。夕食で出された食前酒が美味しかったのは拘りの手作りだったですね。
最後に
伊香保温泉は昔からお宿をやっている旅館やホテルが源泉独占しているようです。源泉から遠い宿は多くの黄金の湯を貰うことができないようです。以前に泊まった「森秋旅館」は歴史も古く、凄い量の源泉をかけ流しにしていました。ひびき野は源泉から遠く、ちょろちょろと少ない量をかけ流しにしています。少ない量だからなのか、加水しているのか、少しサッパリしているように感じました。源泉のかけ流しの量でここまで、温泉の肌触りが変わるんだなぁと感動しました。